ラスベガスの歴史
スタートは砂漠のキャンプ地
19世紀半ばごろから西部はゴールドラッシュに沸き返り、一攫千金を求めてアメリカ西部に人々が押し寄せ始めました。1850年後半、ラスベガスから400km離れたバージニアシティで金鉱が発見されそこへ向かう砂漠の中の貴重な中継地点として、定住する者が現れたのです。
1900年には定住者は30人だけ。
ラスベガス市の制定
1905年にロサンゼルス~ソルトレイクシティー間にユニオンパシフィック鉄道が開通し、現在のダウンタウンに駅が作られ、同年、ラスベガス市が誕生したのです。
翌年にはラスベガスに初めてのホテル、ネバダホテルが開業。
電気・水&ギャンブル合法化
1929年、大恐慌が始まり、翌年、アメリカ政府は大恐慌を打開するための政策(ニューディール政策)として、フーバーダムが建設されました。
ダムからの電気・水が確保され、1931年のギャンブルが合法化により、カジノがあるリゾートとしてのラスベガスの基礎が築かれました。
その後、特にめざましい発展を遂げたわけではなく、第二次世界大戦終了時の1945年ごろには人口2万人にも満たない小さな町でした。
大規模カジノの出現
1946年、有名なマフィアのベン・シーゲルが莫大な費用を投じて贅沢を極めた大規模ホテル「フラミンゴ・ラスベガス」を開業。オープン当初は経営不振が続きましたが、ベン・シーゲルが暗殺された後には、徐々に賑わいを見せるようになります。ただまだ小さなカジノ都市に過ぎない状態。
ラスベガスの本格発展
ラスベガスが本格的に発展したのは50年代に入ってから。
デザートイン、サンズ、サハラ、リビエラなどが次々とオープンしだしたころです。
また有名芸能人のショーなどが盛んに行われるようになり、発展はめざましく、
世界を代表するエンターテインメントシティーへと変貌していったのです。
テーマパーク型巨大ホテル
80年代後半からテーマパーク型巨大ホテルが次々と登場し、ラスベガスをギャンブルの街から、
家族ぐるみで楽しめる総合エンターテインメントシティーへと変わってきました。
また宿泊施設の急増により、ビジネスショーや国際見本市など世界的規模のコンベンションが行われています。
ラスベガスは日々、進化し続けています。